すでに皆様も取り組んでおられ、重なる所もあるかと思いますが、今一度ご確認いただけると幸いです。
【電気編①】
電気代を安くするために、エアコンの電源はつけっぱなしの方がいい、という話を聞いたことはありませんか。
これは、エアコンを起動させると部屋を設定温度まで持っていくために大きな電力を使うので、何度も切ったりつけたりを繰り返すと、起動を再開する度に消費電力量があがるということから、つけっぱなしの方がいいと言われているのだと思います。
でも実際は、どんなときもつけっぱなしの方がいいというわけではありません。
確かに、夏の昼間などでエアコンを切ったら急に部屋の中が熱くなるような環境であれば、30分程度の外出の際には電源をつけっぱなしにした方が電気代は安くなります。設定温度に近づいた後は消費電力量がかなり少ない状態で運転を続けるので、このときにかかる電気代はわずかなのです。
逆に、朝や夕方以降の涼しい時間帯であれば、室温も低くなっていて設定温度と大きな開きがないので、起動したときの消費電力量はそれほど大きくなりません。こんなときは、こまめに電源を切っても、電気代が高くなることはないのです。
このため、電気代がもったいないからと言って、少しの外出でもこまめにエアコンの電源を切っている人は逆効果の場合もあると言えます。
出かけるタイミングとその時間によって電源を入れたままにしておくか否かを考えるようにしましょう。